【スタンドマイヒーローズ】宮瀬豪の本編第1章 STORY-0「わすれな草の邂逅」のレビューです。
ストーリー構成
宮瀬豪本編第1章 STORY-0のストーリー解放にかかったエピは10000です。
※邂逅(かいこう)とは【めぐりあい】という意味です。
宮瀬豪の本編第1章「わすれな草の邂逅」あらすじ
宮瀬豪は昔の…夢を見ていた。
豪雨が聞こえる中で女が叫ぶ夢。
寝起きは最悪だった。
窓から九条家の庭を眺めると心が晴れる。
まるで自分の気持を表しているかのように咲き誇る花々。
朝の準備をしようとリビングに向かうと、珍しく山崎カナメがいた。
宮瀬豪の普通の日常が始まろうとしていたが、この日は予期せぬ出逢いが待っていた。
猫と共にー。
宮瀬豪の本編第1章「わすれな草の邂逅」感想
早く大人になりたい山崎カナメと、大人になってしまってどうにもならない気持ちを抱え込んだ宮瀬さんが、まるで親心を見せてしまうところが可愛いのですが、
この「わすれな草の邂逅」は「魅惑的な使用人にご注意」を読んだ後でまた読むと、また意味合いが違うなと思いました。
1つ1つの「魅惑的な使用人にご注意」のパーツがSTORY-0に散りばめられているというか、付箋になっているんですね。
表向きは主人公と宮瀬豪の出会いなのですが、意味深な部分が沢山あるんです。
もうこのSTORY-0の時点で、「魅惑的な使用人にご注意」はストーリーが完成していたんじゃないかと思うくらい…。
そして、「魅惑的な使用人にご注意」の最後に出るわすれな草の花言葉がSTORY-0で分かります。
ネットで調べるのではなく、「わすれな草の邂逅」を読むことをオススメします。
「わすれな草の邂逅」と「魅惑的な使用人にご注意」の両方を読むことで、ストーリーに深みが増すというか…。
お花の名前と花言葉がたくさん出てきます。
花には罪はないのでしょうけれど、「魅惑的な使用人にご注意」が終わった後は少しずつ庭に咲く花も変化していくんじゃないかなって思いました。
何より、九条家の庭は九条さんの部屋からも見えますからね。
庭に埋められていた花言葉の意味を考えると、ずっと抱えてきた復讐心を表向きは隠しながらも、その花に思いを込めて秘めていたんだなと。
そして花が咲き誇る庭を毎日見ては自分の気持ちを確かめていたのかもしれません。
ちょっと切ないですね…。
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